◯ヘルシンキ入国審査
ヘルシンキの空港に予定より1時間早く着き、5:20には、飛行機を降りた。
Arivalの指示に従って長い通路を歩くと、入国審査のゲート。
前の人達も、通過するのに結構に時間を費やして、審査官に説明したりしていた。「ああ、けっこう色々聞かれるんだなあ」と覚悟はしていた。僕の場合は75日間も滞在しようというんだから。
パスポートを出して、審査官の前に立って質疑が始まる。旅の目的など聞かれたと思う。
英語を脳内で作文するのが、たいへん。
俺「ヘルシンキに3日間泊まって、そのあとパリに行って70日過ごし、ヘルシンキに帰って来て日本に飛ぶんだ」
的なことを、文法間違えながら、伝える。実際には全部パリに居るわけじゃないけど説明むずかしいし。
審査官「じゃあ、帰りのチケットを見せろ」
帰りのチケット? そりゃそうだ。でも準備してなかったので、とまどう。
最初、JALからの日本語のメールを見せるも、英語のやつを見せろという。
そりゃそうだ。
しばらく考えたあと、finairのアプリに往復が書いてあるはずだと思い出し、アプリの画面を見せた。
これで、なんとか帰りのの飛行機は予約してるということは証明できた。
審査官「パリではなにをするつもりなのか?」
俺「パリに70日間滞在して、フランス語を勉強するつもりだ」
審査官「じゃあ、フランス語を喋ってみろ」
俺「・・・」
いや、突然言われても、出てこないって・・・。怪訝な顔をする審査官。
しょうがない、という顔で次の質問を繰り出す。
審査官「パリのホテルはどうなっているのか?」
俺「どこかairbnbを探そうと思ってる」
審査官「キャッシュはどのくらい持ってるのか?」
えー具体的に? 適当にソニー銀行に入ってるのを引き出して使おうと思ってるんだよ・・・。
俺「えっと、100万円ぐらいかな。クレジットカードがあるから、それで払うつもり」
審査官「私にキャッシュの額を見せろ。パリでは1日あたり120ユーロ必要だ。70日間過ごすのなら8400ユーロかかる」
ソニー銀行のアプリを開いて見せればいいんだ。で、見せてみたけど、足りない。
審査官「これでは足りない。どうするつもりだ?」
うーん、どうすればいいのか。落ち着け。落ち着いて考えろ。
俺「足りない分はクレジットカードでなんとかするんだ」
審査官「では、クレジットカードの利用可能額を示せ」
えーっと、アメックスプラチナは無制限なんだよ。でも、無制限って言い方、英語で出てこない。
しょうがないから、アメックスのアプリを見てみるがどこにも可能額書いてない。しかも日本語だし。
俺「このカードはプラチナで十分なキャッシュを引き出せるんだよ」
審査官「それを示せ」
うーん、アメックスのアプリで英語なんて見たことないぞ。
なにか他の方法ないかな・・・。落ち着け、詰んでるわけではないはず。
アメックスのコンシェルジュに電話しちゃおっかな・・・。
いや、もう一度ソニー銀行のアプリの残高で、説得してみよう。
俺「ユーロはここにこれだけある。円でここにこれだけある。ソニー銀行のカードでユーロを引き出して使うが、このアプリで円をユーロに変えることができる。そのユーロで払うつもりだ」
アプリの画面を指さして、伝えてみた。
審査官は、しかめっ面のまま、いちおう納得したようで、ハンコをやっと押してくれた。
彼は、最初から最後まで、全然笑わなかったわ。ちゃんと職務を全うしてるんだと思う。
そんなわけで、やっとヘルシンキに入国することが出来ました。

ほっとして写真をとったのは5:54。並んでた時間もあったから、審査官とのやり取りでかかった時間は覚えてないけど、けっこう長く感じたよ・
最初にいきなりこんなハードルあってちょっと心が萎んだけど、まあ結果オーライ、なんとかなったと自分を褒めてあげよう。
教訓:ちゃんと入国審査官に説明できるストーリーをあらかじめ作っておくべき
あと、英語はやっぱり必要。ひととおりは喋れるようになってないとダメね。
#旅の始まり #ヘルシンキ入国 #入国審査


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